仕事の辞め時を判断するポイント
今勤めている職場を辞めたい辞めたいと思いつつも、惰性でずるずると続けているという人は、多いのではないでしょうか。
ただ漠然と仕事を辞めたいというのではなくて、はっきりとした辞め時のサインがある場合には、思い切って決断をすることが大切です。
まず、給与やボーナスが数年間経っても全然上がらない場合には、転職を考えてみるのが妥当です。
数年間も給与・ボーナスが上がっていないということは、会社に将来性がない、あるいは自分がその職場で自分の能力を活かせないということですので、将来に期待することができません。
また、休日出勤や残業が当たり前になっている職場も、注意が必要です。
労働時間が長引けば、過労で体調を崩すことが十分考えられますので、精神的にも肉体的にも良いことはありません。
もうひとつの見逃せないサインは、ハラスメントです。
パワハラ・セクハラなどの被害にあっている人は、職場を変える良いタイミングだと判断してもいいのではないでしょうか。
職場が自分に合っていない
特別な不都合はなくても、自分の適正が職場にあっていない、自分の才能を活かせないと感じているようであれば、別の仕事を探すのもひとつの案です。
自分に合った仕事を任せられていると感じれば、やりがいも出ますし、毎日の仕事が楽しく感じられるはずです。
ですから、出勤前に憂鬱で行きたくないと感じるような時には、職場を変えてみるのがおすすめです。
夜なかなか寝付けなくて慢性的な寝不足状態が続いている、あるいは朝早くに目が覚めてしまってよく眠れないと言ったように、健康的な睡眠時間を確保できない人もいるのではないでしょうか。
仕事による強いストレスを受けている可能性がありますので、転職を考えてみることをおすすめします。
仕事の辞め時がわかったら取るべき行動
どんなに冷静に考えても今の仕事は辞め時だと判断したら、転職あるいは異動といったアクションを起こすことが大切です。
異動で済みそうなのであれば、上司にできるだけ早く相談してみるといいでしょう。
特にハラスメントを受けているようなケースでは、異動によって仕事上の悩みが解消することも多いものです。
直属の上司に相談できる雰囲気ではない場合には、異動を希望する部署の上長に相談してみるのもいいかもしれません。
異動では問題が解決しないというのであれば、転職することになります。
しかし、条件の良い職場に転職するためには数ヶ月から1年かかることも稀ではありません。
その間にも睡眠に問題があったり、メンタル的にかなり参っているようであれば、転職準備の一環としてクリニックで診察を受けるのも悪くありません。
場合によっては、傷病手当を受けられることもあります。