子育て中の仕事は優先順位と時間との戦い
子育て中、とくに産休から育休明け、そして小学校卒業までの子供を持つ母親は、独身だった頃と同じように働くのは難しいため、働き方を根本的に見直す必要があります。
家族のサポートがあっても結婚前、妊娠前の働き方と同じように働くのは難しいことがあるからです。
とくに、未就学の子供がいるワーキングママは時短勤務が利用できます。
子供のお世話に時間を割くことができますが、職場では勤務時間が限られるという弊害が出てきます。
また、残業や出張ができないといった仕事上の制約から、仕事や業務を選ばざるを得ない状況も出てくるでしょう。
こういったマイナス面ばかりが表に出てきやすい状態ですが、ほかの同僚と同じように仕事を進めるために、効率の良い仕事ができるようにスキルが磨かれていきます。
ほかの人を頼ること、タスクをこなすための優先順位を考えるなど漫然とした仕事にならないよう工夫ができるようになります。
「時間との闘い」といえば殺伐としたものになりますが、子育てと仕事のメリハリができるため、充実した毎日が送れることでしょう。
しかし、「充実した毎日」であったことに気付くのは、その時ではなく子供たちが大きく成長してからのことです。
それだけ忙しく時間が過ぎていくような感覚ではないでしょうか。
ワーキングママに必要なキーワードは
ワーキングママの場合、キャリアプランニングによる昇進や栄転といったターニングポイントの時期を逸する可能性があります。
また、携わりたかった仕事を子育てが理由で諦める必要も出てくるでしょう。
家庭に戻っても子供のわがままで休息が取れない、スケジュール通りに家事が進まないといったことも珍しくありません。
それを挽回するためには、職場ではどのようなことが必要かなど自分の立ち位置を考えることになるでしょう。
また自分の時間を作るには、家事の効率化を検討する必要があるなど、考えていくことも大切です。
諦めて退職する人もいれば、家事の効率化を掲げて実践し、昇進を手にした人もいます。
今は準備段階ととらえて、子供の手がかからなくなる時期まで回り道をしながら昇進などを手にするワーキングママも見られます。
ライフステージの変化で職場でのアプローチは変わります。
また、年齢を重ね経験が豊富になることで、職場内での立ち位置も変わってくるでしょう。
その都度働き方や家庭内での立ち位置を柔軟に見直すことも一案です。
悪く言えば「行き当たりばったり」ですが、職場でのキャリアプランニングは都度見直すことで、自分らしい仕事ができるようになります。
ライフプランと並行させて考えていくと、自分にとって諦めが一切ない効率的な働き方が見えてくるはずです。