マイナンバーカードでできること
マイナンバーカードの通知がスタートしたのは、2016年1月のことです。
はじめの頃はマイナンバーカードを取得する人が少なかったものの、2023年6月30日時点での累計のマイナンバーカード交付枚数は9,306万枚にのぼっています。
保有数は同時点で8,815万枚と、人口に対する割合は約70%ですので、マイナンバーカードは国民の間にかなり普及してきたと言えるでしょう。
マイナンバーカードを所有していると、本人確認書類として使える点が非常に便利です。
保険証も本人確認書類ではあるのですが、写真付きの書類が必要な場合にはパスポートや運転免許証などを提示しなければならないことも少なくありません。
その点、マイナンバーカードであれば本人確認ができるというメリットがあります。
また、わざわざ市役所や区役所に赴いて順番を待たなくても、マイナンバーカードさえあればコンビニで印鑑証明書や住民票が取得できるのも大きなメリットです。
マイナンバーカードの活用方法について
マイナンバーカードは、それ以外にもいくつかの活用方法があります。
意外と知られていないのが子育てに役立つ機能で、マイナンバーカードを持っていれば、子どもの予防接種や検診歴をオンラインで確認することができます。
さらに、子どもの予防接種・乳幼児健診のお知らせをオンラインで受け取ったり、児童手当の手続や保育所の入所申請など、子育て関連の行政手続をオンラインで行なったりもできるなど、さまざまなシーンで重宝します。
子育てをしてる保護者の間では、マイナンバーカードの便利な機能の周知はまだまだされていないようです。
これ以外にも、確定申告のオンライン申請に使うこともできます。
マイナンバーカードを取得していれば、e-Taxによる申請が24時間可能になりますので大きな時間短縮になります。
全国の2000人の男女を対象としたアンケートでは、マイナンバーカードを使って確定申告をしたことによって2時間以上の時間短縮に役立ったと回答した人の数が、10%以上となっています。
これ以外にも、ふるさと納税や医療費の自動入力などもできるなど、便利な機能が満載です。
マイナンバーカードは民間のオンラインサービスでも使える
マイナンバーカードが使えるのは、公立のオンラインサービスだけではありません。
証券口座開設などといった民間のオンラインサービスでも、マイナンバーカードを利用することができます。
今後もマイナンバーカードの機能はますます拡張されていくことが予想されますので、まだ取得していない人は早めに申請しておくことをおすすめします。
マイナンバーカードは、スマホに搭載することもできます。