実は主婦が売り手市場?子育て主婦こそ求められている
就職難は影を潜め、現代は新卒採用が活発で完全な売り手市場だといわれています。
新卒採用ばかりではなく、実は子育て世代の主婦こそ売り手市場にあるのです。
なぜそういわれるのか、それはスキルと経験を求める企業が多くなっているためと考えられます。
新卒採用の人材も人によっては即戦力となることもありますが、社会経験が少ないのでやはり新人研修などで時間を費やすことになるでしょう。
実際に必要なスキルを身に着けさせるために、一から指導する時間を設けている企業も多くなっています。
中途採用だけでは人材不足を補うことができない、新卒もお金をかけてでも技術や知識を企業内で勉強させる必要があると企業が考える中、パソコンのスキルやプログラム、WEBデザインや語学など、スキルや経験を持っている人材は喉から手が出るほど欲しいのです。
そこに主婦の売り手市場が存在します。
お子さんがいて時間的に制限があっても、制限範囲内で働くことができるなら来てほしい、そんな企業が多くなっているのです。
企業が欲しいと考える、主婦に求めるスキルとは
企業にとって働く制限があっても、欲しいと思う主婦のスキルについては以下を挙げることができます。
ワードやエクセル、パワーポイントの実務経験、経理や総務などの経験、そのほかWEBデザインやコーディング、プログラミングなどの技術、英語などの語学スキルです。
子育て世代ではなくても年齢を重ねている人でも、ブランクがかなりある場合でも、こうしたスキルを持っている人は売り手市場と考えられます。
技術が高く独身時代にレベルの高い仕事をしてきたという人でなくても、企業が欲しいスキルを持っていれば再就職のチャンスは実際に存在するのです。
主婦向けの求人はどう探す?
求人募集サイトを見ると主婦に適した仕事ってそんなにないよ?と主婦売り手市場に疑問を持つ方も多いです。
確かに求人上でその数はそれほど多くありません。
ただし、通常の求人情報だった場合少ないのであって、現在は主婦の方たちが自分の家庭状況の中で制限を持って働ける求人を探すことができる「派遣サイト」などもあります。
こうしたサイトでは働く主婦に理解がある企業の仕事が紹介されているので、主婦の方々も申し込みやすい求人を見つけられる可能性が高いのです。
例えばお子さんが急病となっても一緒に働く人たちが仕事を分担してくれるので大丈夫という企業や、保育園が見つからない場合でも、企業内保育園があるから大丈夫という企業、また1日数時間でもいいという短時間労働の求人など、主婦が「これなら働ける」と思える求人ばかりです。
家庭との両立ができる求人を集めているサイトを利用すれば、働くのは無理だろうなと思っている主婦も、働くことに制限がある主婦でもスキルがあれば人材が欲しいと思っている企業も、お互いに願いを叶えることができるのです。